日曜日の集会：仕事の準備

 

１９７８年１月号『Ensign』より

 

とても仲の良かった友達が他界して、彼はやっとそれにつて理解する事が出来ました。「ブライアンに会いに病院に行くつもりだったんだ。」と彼は言いました。「でも、火曜日のよるはホームティーチングに行かなければいけなかったし、水曜日はコミッティーミーティングがあったし、木曜日は神権会の個人面接で、その後すぐに、妻がビーハイブの子供達をスケートリンクに連れて行かなくちゃならなかったんだ、そして、金曜の夜は日曜日の聖賛会のお話を書くのに使ってしまった。」

 

そして日曜日の朝ブライアンの息子さんからの電話が鳴りました。「父とあなたは仲が良かった事を知っておりましたので」と電話の声は言いました。「お知らせしておいた方が良いかと思いまして。」

 

「お知りになりたい？」と後で彼は言いました。お知りになるどころか、私は時計を逆回しして、カレンダーを逆めくりして、病院へ行くに必要な数時間をり、過去の時間を取り戻して、古い友達に、彼に対する愛情を表し、彼が死ぬ前に感じたであろう、最後の痛みや、恐れ、寂しさを少しでも和らげてやりたかったのです。しかし私は「忙しすぎた」のです。

 

その経験は彼に何かを教えてくれました：「教会ではとても活発でありながら、福音に活発である事を忘れてしまう事は、至って可能です。」

 

しかし、この様に考えるのが、更に良い方法かもしれません：私たちが出席する集会は自分たちの準備の為のものです。集会に出席する事は、教会の活動の中のほんの少しの割合であるべきです。集会は、私たちがどのように活発にあるべきかを学ぶところなのです。

 

福音の活動は、私たちの家庭でも、友達同士の中でも、仕事場でも、地域社会においても、知らない人の中でも、一人で祈る時でも、集会の中と同じくらいあります。

 

教会は活動の機会を沢山与えてくれます：ホームティーチャーや家庭訪問教師は奉仕をするすばらしい機会を与えられています。教師は生徒を励まし、インスピレーションを与え、彼らの信仰を新たにする事が出来ます。定員会長は、兄弟達の為に良い仕事を組織する事が出来ます。

 

しかし、そこで止まって、私たちの出席記録が自分たちの活発性を表しているものと満足してしまっては、いわば、タラントを地中に埋めた召使いの様なものです。教会はある程度の機会を与えてはくれますが、私たちはそれを更に向上させる責任があります。

 

もし、私たちの全ての良き行いが教会の壁の中だけで行われたならば、私たちは人々の前に灯火を掲げている事になるでしょうか？

 

レビ人や祭司達の様に、もし私たちが、あまりにも教会の仕事に一生懸命になり、奉仕の機会を逃しているならば、私たちは自分と同じ様に隣人を愛しているでしょうか。

 

安息日は、主が、私たちが週日に出て、福音を完全に実行する事ができる様に、私たちに、立て直し、掘り直し、霊を強化し、体を休める為に与えてくださったものです。

 

「たといまた、わたしに予言をする力があり、あらゆる奥義とあらゆる知識とに通じていても、また、山を移す程の強い信仰があっても、もし愛がなければわたしは無に等しい。（１コリント人への手紙　１３：２）

 

要約：私が全ての集会に参加し、全ての召しを果たし、月の一週目にホームティーチングをすませ、どう見ても教会で活発にしている様に見えても、他の人の為に愛と奉仕に時間を費やしていないならば、私はまだ聖徒とは言えません。なぜならば、私はまだ、心を尽くし、勢力を尽くし、思いを尽くし、体力を尽くして主を愛してはいない、つまり、私はまだ、隣人を自分を愛する様に愛してはいないのです。

 

安息日を評価の日としましょう。（週日、主の子供達への奉仕にどれくらい活発に働けたでしょうか）

 

集会に出席し、霊と、自分たちの主に対する奉仕の理解を分かちあう日にしましょう。

 

そして、残りの６日間を、キリストがした様に、できる限り人々に喜びをもたらす為に費やしましょう。「あなた方はわたしが空腹のとき食べさせ、かわいているときに飲ませ、旅人であったときに宿を貸し、裸であったときに着せ、病気のときに見舞い、獄にいたときに尋ねてくれたからである。」（マタイ２５：３５−３６）

 

私たちは、霊的にも肉体的にも助けを必要としている人たちに囲まれています。教会で活発になる為には、忙しいスケジュールの中から、そういった需要を供給する為に時間を取る必要があります。私たちは、周りの人々に贈り物をするとき、同時に、主にもするのです。